美しい日本語の「氷」の表現をさらに楽しむ。

美しい日本語

日本語の表現を楽しむ

 今回は前回に続いて日本語の僕が美しいなと思う表現についてご紹介したいと思います。

前回の記事についてはこちらから→美しい日本語の「氷」の表現を楽しむ。

 今回も氷についての言葉をいくつか紹介したいと思います。

今日、紹介する言葉

 今日ご紹介したいと思っている言葉はこちらです。

  1. 垂氷(たるひ)
  2. 氷室(ひむろ)
  3. 氷の楔(こおりのくさび)
  4. 夕凝(ゆうこり)

 一つずつご紹介していきたいと思います。

垂氷(たるひ)

  ひとつめは垂氷(たるひ)です。垂氷とは屋根などから垂れてる水の雫が凍ったものです。つまり、つららのことです。つららという言い方がメジャーですよね。ですが、垂氷という言い方もできるそうです。

こんなやつですね、皆さんは見たことあるでしょうか。

 皆さんはどちらの言い方がお好きでしょうか。

 あくまで僕の感じるイメージですが、つららだと氷のつんとした冷たさ、透き通った美しさを感じますし、垂氷だともう少し柔らかいイメージがあります。冬休みにおばあちゃんの家に行ったときに見かけるような、柔らかくやさしいイメージといったところでしょうか。

 どちらも素敵な印象ですね。皆さんも言葉を聴いてどんな印象を受けるか考えてみてはいかがでしょうか。

氷室(ひむろ)

 つづいては氷室(ひむろ)です。ロックを感じます…。(笑)

 氷室とは夏に取れた天然の氷を保管しておくための部屋だそうです。昔は冷蔵庫や冷凍庫といったものがなかったため、そういった部屋があったそうです。

 ひょうしつ、ともいうそうですがひむろといった方がしっくりくる感じがします。どうせどっちの言い方をしてもいいならひむろ、といっておくか。みたいな感じですかね。

氷の楔(こおりのくさび)

 続きまして、氷の楔(こおりのくさび)です。こちらは、冬に池や沼が凍っている様子を表したものです。

 なぜ楔かというと凍っていて固まり、動かない様を楔を打ち込んだようにと、とらえて表現しているみたいです。

 ただ池や沼が固まっているさまをみても素敵な表現でその状態を表したいという、もはや執念すら感じられる例の一つですね。

 人々の美しさに対しての情熱はすごいなと改めて思います。

夕凝(ゆうこり)

 最後に夕凝(ゆうこり)です。夕凝とは夕暮れ時くらいの時間に雪や霜が凝り固まっている状態のことだそうです。

 実はこちら、かの万葉集で詠まれています。良かったら調べてみてください。軽く調べたところ、恋のうたでした。人ははるか昔から今日まで、恋に悩み続けているんですね…。

いかがでしたでしょうか

 さて、今日は皆さんに氷に関する言葉を四つほどご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

 この記事をきっかけに日本語って素敵だなと少しでも思ってもらえると嬉しいです。僕は趣味として、自由気ままに勉強をしたりしているのですが、このように日本語の素敵さを知ってから国語を勉強してみるとかなりモチベーションが変わってきます。

 このブログでは勉強に興味のない人、勉強というものにモチベーションを感じられない人などに向けて、記事を書いています。興味がある方はこれからも読んでいただけると嬉しいです。

 それでは今日はこの辺りで。ありがとうございました。

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