法律のお話
今日は法律についてお話していきたいと思います。といっても、僕はせいぜい法学部で学んでいるというくらいで資格を取ったりはしていません。
ですが、それでも法を学ぶ意味は確実にあったと思っています。興味がありましたら是非読んでみてください。
最後の方に法律を学ぶならおすすめ、という本も紹介していますのでよければ参考にしていただけたらと思います。
「法を学ぶ」についての誤解
法について学んだことのない方にとってみたら、法律を学ぶというのはひたすら六法を暗記しまくるというイメージがあるかもしれません。
ですがそれは少し違います。法律を学ぶというのは暗記よりむしろ論理的思考を身につけるといった方が近いように思います。
たとえ弁護士資格を持っている人でもとんでもなく分厚い六法を丸暗記している人はいないと思います。
まあ、法律を学んでいくうえで過去の判例や学説など、覚えないといけないものもあるのですが、何か資格を取るとかそういうことでない限りは暗記が大半を占めるなんてことはないと思います。
では、どういう力が身につくか
法律を学ぶことで身につくのは、ズバリ、「リーガルマインド」といわれる感覚です。
リーガルマインドとは、簡単に言えば、物事が起きたときに公平な視点をもって見ることができる感覚といったイメージです。
わかりやすい例でいえば裁判官でしょうか。裁判官の方たちは自分の主観を一切排除して判決を下しますよね。そうしないと大変なことになるからです。
公平な視点を持ち論理的に物事をとらえられるようになると筋道立てて考えることができ、結果、多くの人に支持されるよ人になることができます。
どう学ぶか
では、暗記するのではないとすればどうやって法律を学べばいいのかについてですが、僕のおすすめは個別の法律、例えば「民法」や「刑法」について学ぶ前にまず法律の全体像をとらえるための勉強をしてほしいと思います。
僕も大学に入学してすぐはそれぞれの法律について学ぶ以上にまず全体像についての講義がありました。おそらくどの大学でもそうなのかなと思います。
例えば、法律の世界では多く出てくるけど日常では危機なじみのない単語(作為と不作為、瑕疵など)の意味を分かるようになる、普段使う際には意味の違いをあまり考えないが、法律の世界では明確に意味が違う言葉(「又は」と「若しくは」など)を覚えたりすることも必要です。
ほかにも、先ほどは覚える必要までないといった判例ですが読み慣れないものなのである程度読み方を知っておくことも必要になってきます。
このように、法律を学ぶ上でのおさえておいた方がいいことをまず学ぶのがいいと思います。
これを学ぶか学ばないかで今後、個別の法律を学んでいくうえでの理解度がかなり違ってくるはずです。
おすすめの本
これらを学ぶのにとてもおすすめの本があります。それが「法律を読む技術・学ぶ技術」という本です。
こちらは先ほどご説明したまず学ぶべき内容を網羅しているうえに民法や刑法といった代表的かつ触れる機会が多い法律について簡単に書かれています。
そして何より、0から法律を学ぶ方にとってめちゃくちゃわかりやすく書かれているように思います。
リンクを貼っておくのでぜひ見てみてください。
そのあとは
上で紹介した本を読んでいただいて学ぶだけでもリーガルマインドはある程度身につくかと思います。
ですが、そのうえで「この法律は面白いな」と思ったりするかもしれません。刑事ドラマや推理小説が好きだから刑法を学びたいと思ったり、契約について詳しくなりたいと思い民法を学ぼうとしたりといったこともあるかもしれません。
その際におすすめの本もいくつか紹介しておきます。これ以外にも様々な法律に関する本が本屋さんに行けばおそらくたくさん置いてます。見に行ってほしいと思います。
本のメリットについてはこちらにも書いてますのでぜひ。本は読んだ方がいいといわれる理由3選
これらの本を読んでさらに法律に興味が湧いた方は資格を取るのを目標に頑張ってみるのもいいかもしれません。そのほかにもさまざまな道があると思います。知識をつけることが楽しみにつながるかと思います。知識をつけることが楽しみにつながるとはどういうこと?と思われた方は僕の考えを書いた記事があるのでぜひ読んでください。
最後に
今日は法律についてお話ししました。法学部として法律を学んで個人的にはよかったなと思っていますし、学んだこと自体も面白い内容だったなと思っています。
この記事を読んだ方が一人でも面白そうと思い法律を学ぶきっかけになればとてもうれしいです。
それでは今日はこの辺りで。ありがとうございました。
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